原作とは違うのは勿論です、
しかし感動は原作を引き継ぐものでした。
ちょっとストーリー
女手ひとつで育てられ、いつも厳しい母・龍子の背中を見ていた咲子。独立して東京で仕事をしていた咲子の元に龍子の入院の一報が入り、地元徳島に戻ってきた。病床での龍子は以前と変わらず看護士に説教をするような自分勝手な態度。そして、何事にも厳しい龍子の振る舞いは、咲子の表情を曇らせるものだった。
母とは当たり前のように近くにいる存在で、多くの時間を一緒に過ごしている。だからこそ、お互い理解している部分と理解していない部分がある。それぞれに心に思うことをすべて交わしているわけではない。お互いが心に積もる思いがありながらも、素直に言葉にならない関係が母と娘なのかもしれない。
咲子は徳島でそれまで知ることがなかった龍子の過去をたどることになる。そこには、母の娘に対する思い、そして咲子の父親に対する思いが封じ込められていた。それまで感じていた母の厳しさ。そして、それに反発するように独立した自分。自分は、母にとってどのような存在なのか。龍子の過去によって、咲子は初めて龍子とひとりの女性同士として向き合っている。
そこでラストの阿波踊り場面と映画の主題、母と子、不倫の子と父親が交錯する
これがこの監督の力量が発揮される映画そのものでした
犬童一心監督の力量
本当にこのところ日本映画の質がよくなってきると感じます。
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